2008年10月25日

『あわせ鏡に飛び込んで』

ども。
あいにくぶらぶらしてる僕です。
ずっとお世話になっていた映画館を辞め、また違う映画館で勤務する・・・と以前書きましたが、実際にそこで働き始めて早2週間が経ちました。
今は売店で、お客さんに飲食物の提供をしてます。

今まではチケット売り場やフロアに出る仕事が多かったのですが、今回は売店と言うことで、映画館で働いているのかよくわからない感じです。
若干19歳の女性の人生の後輩に仕事を教えてもらうという経験は、まぁそこそこに新鮮なのでいいですが(笑)


しかし、勤務している映画館は郊外なのでありえないくらい暇です。
以前は、中心街の映画館だったので、それなりに忙しかったのですが、今回は真昼間でも、平気でお客さんがゼロになり、上映を取り止めることもしばしばです。
閑散期とは言え、日本の映画興行はどうなるんでしょう・・・。





と、近況はこのくらいに致しまして、本題です。
ここ最近、「本を読む」と行為から少し離れていましたが、今月は無性に書物を読みたいという衝動に駆られ、少しですが、本を読んだので1冊御紹介です。

別にこの作家さんが好き!
とかではなく、何でもいいから読もうと本屋さんに行った時に、たまたま今月の新刊の文庫の棚にあったので買って読んだだけです。


ですので、

「この作家さんらしい表現が・・・」とか
「いつものような作品らしさが・・・」とか
「他作品と比べて・・・」

みたいなことは書けない+文才はないので、よくわからない紹介になることは御理解ください・・・。








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『あわせ鏡に飛び込んで』  著・井上夢人



以下10篇から構成されている短編集です。


◇「あなたをはなさない」 週刊ポスト(1992年9月4日号)
◇「ノックを待ちながら」 別冊小説現代(1992年6月増刊号)
◇「サンセット通りの天使」 IN☆POCKET(1994年7月号)
◇「空部屋あります」 小説すばる(1993年8月号)
◇「千載一遇」 オール讀物(1993年11月号)
◇「私は死なない」 海燕(1994年新年号)
◇「ジェイとアイとJI」 小説推理(1992年11月号)
◇「あわせ鏡に飛び込んで」 JIGPUZZ BOOKS(1992年)
◇「さよならの転送」 小説現代(1995年3月号)
◇「書かれなかった手紙」 アンソロジー『やっぱりミステリーが好き』(1990年6月)

巻末に、井上夢人氏と大沢在昌氏の特別対談を掲載。



一言で言うと『世にも奇妙な物語』を本で読んでいるような感じの短編集といえばいいでしょうか。

少し現実離れした設定を舞台に最後にヒヤリとしたり、とんでもない落とし穴が待ちうけるホラーぽい作品があったと思えば、2台のパソコンを互いに接続し会話させるというSFぽい話があったり、全篇悩み相談の手紙だけで構成された作品があったりと、ストーリーだけでなく見せ方にもかなりの創意工夫が見られました。

例えば、先ほど書いたみたいに全編手紙のやりとりだけで構成されていたり、主人公と相手の会話だけのストーリーがあったりと、見せ方の幅は、純粋にこれが作家と呼ばれる人の技量か、と感心しました。

短編ですので1話1話ストーリーが変わるのですが+書き方にも変化があったので読んでいて飽きませんでした。

これが全体の感想です。
なかなか思うことを文にできないのでこれでお許しを。。。




以下、僕が気に入った3作のストーリーを少しだけ・・・
御興味あれば、お読みください。



「あなたをはなさない」

自分に別れを告げようとする彼氏を瞬間接着剤でつなぎとめようとする彼女の話。
彼氏は仕事に行けない、外を歩けないとと彼女にまくし立てる。
彼女が次にとった行動はいかに?



「空部屋あります」

とあるアパートのとある部屋。
ここに住居を構えた住人はなぜか、突然に居なくなる。
その理由をこのアパートの大家である老婦人は、不思議がりながらも説明してくれる。
今日も、そのアパートには「空室あります」の貼り紙が・・・。
全編老婦人が話す説明だけで構成されたストーリー。



「書かれなかった手紙」

妻の様子がおかしい・・・夫は、助けを求める手紙を妻の恩師に送る。
夫は私の母を殺そうとしている・・・妻は、助けを求めて彼女の恩師に手紙を送る。

恩師は、両者との手紙のやり取りから、夫婦に起こったトラブルを解決に導く。
全編三者の手紙のやりとりで構成されたクライムミステリー。







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2008年03月29日

4月・・・本の紹介

朝夜寒いとはいえ、昼間はポカポカと小春日和・・
すっかり春です。
そして・・・4月です。

卒業シーズンもひとしきり終え、これから入学シーズン。
新入生、新社会人の皆さんには頑張って欲しいものです。

今年から4月といっても、個人的には特に入学等のイベントもなく少し寂しいのですが、やはり「4月」と聞くと、ふと学生時代を思い出してしまう今日この頃です・・・。


PCの整理をしていて、卒論のフォルダが見つかったり、友人の名言集や画像があったりと懐かしい限りです。


さて、今回ですが、そんな私の今の気持ちにピッタリの書籍の紹介でも。。。と思います。
書評というのもおこがましいので、あくまで紹介です(笑)




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『阪急電車』 有川浩 著


関西私鉄の阪急電車を題材にした作品です。
ローカルといえば、そうなのでしょうが、関西の人間なら知らない人はいないでしょう。

そのなかの「今津線」をテーマに、宝塚駅〜西宮北口駅のそれぞれの駅にまつわる短編のストーリーで構成されています。

恋の始まり、別れの決意、新たなスタート・・・乗客の数だけ独自ドラマがあるわけですが、この作品のストーリーには妙に親近感があり、本のなかでの話という縁遠いもので済ませられない力があります。

多分「電車」という誰にでも縁のある空間、経験のある出来事で描かれているからかなぁと思ったりしています。


ストーリーは「宝塚駅」を発車した電車が、一駅ずつ停車しながら、その駅にまつわる乗客のエピソードが展開。
電車はそのまま一駅ずつ停車しながら、終点の「西宮北口」まで走行し、再び「宝塚」へと折り返します。

この沿線にゆかりの深い私は、特別な感情を抱きながら読んでいましたが、まったく知らないと言う人も、ごく簡単に読める気楽な作品です。
難しい表現等もなく、駅の風景なんかも簡潔かつイメージが膨らむように書かれていると思います。
きっと、ふらっと「今津線」をぶらり途中下車の旅したくなるでしょう(笑)





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2007年01月27日

4年間でベスト1は・・・

大学4年間、通学電車のなかで暇〜・・・
というささいな理由から、本を読み始めた僕。
本棚にはいま120冊ほど書籍が埋まってます。

好きな作家がいるわけでもなく、ただ出た新作から衝動買いを繰り返して4年。
じゃあ、何が一番面白かったのか??
とふと思ったわけです(笑)


かなりハマった福井晴敏のシリーズか?
Rachelsさんに借りて読み始め、持ってる本でいま一番冊数の多い森博嗣シリーズなのか??
またまた後半のめり込んだ東野圭吾か???


答えは・・・。
実はいま思えば、重松清の「その日のまえに」が一番インパクトがありました。
書籍を読んで、あんなに大泣きしたことは人生で初めてのことでした。
ただ字を読んでいるだけなのに、感動して泣ける人間であったこと、それは新たな自分の発見でした。
書籍に対する自分の姿勢の変化をくれたこの本を、僕は4年間の一番にしたい!
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2006年06月29日

書籍紹介 10

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『天空の蜂』  東野圭吾
おすすめ度 本 本 本 本 本 本 (6)


爆薬満載の無人ヘリがジャックされ、原子力発電所の上空でホバリング。
原子炉と日本国民を人質にしたテロリストは国家へ、無理難題とも言える要求を突きつけた。

ヘリの燃料が尽きるのかが先か、国家が要求を呑むのが先か?
それとも第三の選択肢はあるのか??

一機のヘリを中心に犯人・ベテラン刑事・政府首脳・自衛官各々の視点から語られるサスペンス小説。
原子炉に狙いを定めた犯人の思惑はいかに??


ストーリーはこんな感じです。
最近は東野圭吾さんの本を読む機会が増えたなと思います。
でも、珍しくミステリーではないです。

今回のは福井晴敏さんのような感じの本でした。
まぁ、色々な面での物足らなさは感じますが、多分、何の知識もない素人が読むには、この本に出てくるくらいの専門用語でちょうどいいと思います。
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2006年06月15日

書籍紹介 9

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『名探偵の掟』  東野圭吾
おすすめ度 本 本 本 本 本(5)


久々に書籍の紹介をしようと思います。
最近、本棚に増えてきた東野圭吾さんの書籍から「名探偵の掟」です。

皆さんは「ミステリー」と聞くと何を思い浮かびますか?
探偵、鬼警部、密室殺人、無人島、交通の遮断された雪山の山荘、バラバラ死体・・・。

そんなミステリーの定説を小説内の登場人物はどう感じているのでしょうか?
例えば、探偵は事件が起こってからしか活躍しなく、事件を未然に防げない虚無感。
警察官は探偵よりも先に事件が解けないもどかしさ。
完全犯罪を目指しつつも、必ず謎を解かれてしまう犯人の虚しさ。

そんな登場人物の声を描いた小説がこの「名探偵の掟」です。


普通のミステリーを読もうとしてこの本を手にしたなら多分拍子抜けするでしょう。
多分、この本はミステリーではなく、ミステリーの解説・裏側を描いた作品だからです。

まぁ、本当にお金と時間に余裕があれば読んでもいいかなと思います。



posted by rai at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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